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遺言書の必要性を考える

投稿日:2023/10/23

遺言書の必要性を自分に当てはめて考えてみました。

ほうせい行政書士事務所の志賀 信子です。

 

私は60代前半で、89歳の父(初期の認知症)と87歳の母と同居しています。

夫とは50歳の頃に離婚して東京から、生まれ育った埼玉にUターン、、、

という形になりましたが、娘と息子はそれぞれに家庭をもち、

2人とも東京に住んでいます。

 

離婚した夫は、カメラマンとして仕事をしていましたが、

離婚後、何年か経ったとき、運送会社を経営する父親が亡くなり、

運送会社を継ぎ、運営しているようですが、

もともとカメラマンという専門職でしたので、経営に関しては、まったくの素人!

と言わざるを得ない状況の中で従業員もかかえて、厳しい状態でやっているようです。

 

元夫に関しては、会社の経営者である以上は、もしかしたら、

マイナスの財産を子供たちが、相続しなければならくなる可能性もあるわけです。

 

元夫に対しては、私から子供たちのことを心配して、相続のことを促したりもできないので、

娘から「お父さんが亡くなったあとのことが、心配だ」と

話しもしたことはあるけれど、まだ60代の元夫にとっては、

自分が亡くなって、相続開始になることなんて、まだまだ先の話し、、、

というような考えなので、どうにも不安を感じます。

 

私と元夫の娘と息子は、私と元夫が亡くなったあとには、それぞれ相続権が発生するわけです。

元夫にマイナスの財産がなかったとしても、会社を経営している状況で

(現時点では子供達は継承する意思もなく) 父親が何も準備していないまま、

亡くなることがあったら、、、相続に関してはどうすればいいのだろう?

と子供達は心配している状況です。

そんなことを考えると、元夫にきちんと自分の亡くなったあとのことを考えてもらい、

遺言書を残してもらえるといいのに、、、と私が心配してもカヤの外。

(そういうことをきちんと考えられるような人なら、離婚することにもならなった!

ので、どうにも歯がゆいのですが、、、

10年くらい会っていない元夫に、遺言書の必要性をなんとか伝える方法はないだろうかな、、、)

 

私自身の財産は、現在は子供たちに多くは残すほどない、、、

状況なのですが、私の両親が将来亡くなったあと、

私に相続されるだろうと推定される不動さんなどがあるので

私が亡くなったあとは、夫もいないので「2人の子供たちで

半分づつ」と簡単に考えていたのです。

 

しかし、親から相続した不動産がある場合には、埼玉の土地や家は

二人の子供達は、それぞれの家庭で東京に家を持っているので、

住まいとしては不要になる可能性の方が高く、どちらかが相続したあとで、

売って金銭で分ける、、、

ということは大変な労力もかかり、お互いの配偶者があれこれと口を出してこないとも限りません。

不動産以外に、預貯金は半分づつ(いざ、亡くなったあとには、残すほどないかも知れませんが)としても、

相続のことで姉弟が争いになることは避けたいので、まだ60代といえ、

やはり遺言書を作成しておくことが必要なのだと思います。

個人の見解のことになりましたが、有効となる遺言書を残すことは

残された家族や大切な人への大きなプレゼントになるものだと思います。

 


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